こ‐ゆき【粉雪】
粉のようにさらさらした細かい雪。こなゆき。《季 冬》「一力ののれんにかかる—かな/東洋城」
こ‐ゆび【小指】
1 手足のいちばん外側にある、最も小さい指。こよび。 2 妻・妾・愛人などを俗にいう語。小指を立ててその意を示すこともある。 [補説]書名別項。→小指
こゆび【小指】
堤千代の小説。昭和14年(1939)発表。昭和15年(1940)、第11回直木賞受賞。受賞時の年齢22歳は、当時の史上最年少。
こ‐ゆみ【小弓】
遊戯用の小さい弓。また、それを用いた遊戯。「遊びわざは—。碁」〈枕・二一五〉
こ‐ゆるぎ【小揺るぎ】
少し揺れ動くこと。「—もせずに目を閉じている」
こゆるぎ‐の【小余綾の】
[枕]歌枕の「小余綾(こゆるぎ)の磯」から、磯と同音を有する「急ぐ」「五十(いそぢ)」にかかる。こよろぎの。「—急ぎ出でてもかひなかりけり」〈拾遺・恋四〉
こゆるぎ‐の‐いそ【小余綾の磯】
神奈川県大磯付近の海岸。こよろぎのいそ。[歌枕]「わかめかる春や来ぬらん—のあま人波にまじれり」〈万代・雑一〉