せっ・する【摂する】
[動サ変][文]せっ・す[サ変] 1 職務などを代わって行う。代理をする。また、兼務する。「幼稚なる故松平確堂に命じて事を—・せしむるの趣き」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 取り入れる。摂取する。「...
せっしょく‐ほう【接触法】
一般に、触媒を用いる合成法。ふつうは固体触媒を用いる硫酸の工業的製法をさす。触媒に酸化バナジウムを用いて二酸化硫黄を三酸化硫黄とし、これを希硫酸に吸収させて濃硫酸とするなど。
せっきょく‐そんがい【積極損害】
事故などによって被害者が出費を余儀なくされる損害。治療費・入院費・葬儀費用・介護費用・通院交通費など、また、将来確実に発生する出費がこれにあたる。→消極損害
セルロース‐ナノファイバー【cellulose nanofiber】
幅15ナノメートル程度まで細くした木のセルロース繊維。これを漉(す)き上げて紙を作ると、軽くて丈夫で透明なプラスチックのような紙になる。樹脂、ゴム、ガラスなどとの複合材料の開発が進められている。...
ぜん‐あく【善悪】
《連声(れんじょう)で「ぜんなく」「ぜんまく」とも》 [名]善と悪。よいこととわるいこと。また、善人と悪人。「—の区別」
[副]《「善であろうが悪であろうが」の意から》いずれにせよ。また、と...
せき‐づる【関弦/禦弦】
昔、戦陣で用いた弓弦の一。弦苧(つるお)に黒く漆を塗った上に絹糸を巻き、さらにこれを漆で塗り固めたもの。
ぜん‐せん【前線】
1 戦場で敵に直接向かい合っている所。戦闘の第一線。「—で戦う」「—に送られる」「最—」 2 仕事や運動などの第一線。「セールスの—に立つ」 3 異なった気団の境界面と地表との交線。これを境にし...
ぜん‐たい【全体】
[名] 1 からだのすべての部分。全身。 2 あるひとまとまりの物事のすべての部分。「組織の—にかかわる問題」「—の構造を把握する」「画用紙の—を使って描く」「—像」
[副] 1 もともと。...
ぜんすうはあく‐しっかん【全数把握疾患】
感染症予防法により、患者あるいは疑似症患者・保菌者を診断した医師から保健所への届け出が義務づけられている感染症。エボラ出血熱・結核・コレラ・A型肝炎・風疹など、同法による1類〜4類感染症と5類感...
ぜん‐ちしき【善知識/善智識】
《「ぜんぢしき」とも》 1 仏語。人々を仏の道へ誘い導く人。特に、高徳の僧のこと。真宗では門弟が法主(ほっす)を、禅宗では参学の者が師家(しけ)をいう。⇔悪知識。 2 人を仏道へ導く機縁となるも...