きょう‐ふ【恐怖】
[名](スル)おそれること。こわいと思うこと。また、その気持ち。「—にかられる」「人心を—せしめる事件」「—心」
こしき【甑】
昔、強飯(こわいい)などを蒸すのに使った器。底に湯気を通す数個の小さい穴を開けた鉢形の素焼きの土器で、湯釜の上にのせて使った。のちの、蒸籠(せいろう)にあたる。
こわ‐いい【強飯】
《「ひめいい(姫飯)」に対して》粳米(うるちまい)を甑(こしき)に入れて幾度も水をかけて蒸したもの。こわい。→こわめし(強飯)
こわ‐が・る【怖がる/恐がる】
[動ラ五(四)]こわいという気持ちを態度や表情に表す。「小さな子が暗がりを—・る」
こわ‐ね【声音】
声の調子。こわいろ。「貫一の—は漸く苛立ちぬ」〈紅葉・金色夜叉〉
こわ‐めし【強飯】
糯米(もちごめ)を蒸した飯。ふつう、小豆やササゲを入れて赤飯にする。おこわ。→こわいい(強飯)
こわもて【強面/怖面】
[名・形動]《「こわおもて」の音変化》こわい顔つきで他人をおびやかすこと。相手に対して強い態度に出ること。「—に意見をする」「彼の—なるをいと稚(おさな)しと軽しめたるように」〈紅葉・金色夜叉〉
ごう‐もう【剛毛】
かたい毛。こわい毛。また、環形動物や昆虫の太くて短いキチン質の毛状突起。
しばい‐ばなし【芝居咄/芝居噺】
1 落語で、鳴り物や役者の声色(こわいろ)を入れ、時には大道具・小道具なども使い、芝居そっくりに聞かせるもの。 2 演劇、特に歌舞伎の演目や役者の評判などの話。
せいたい‐もしゃ【声帯模写】
《喜劇俳優の古川緑波(ふるかわろっぱ)の造語》有名人・芸能人などの声や口調などをまねる演芸。声色(こわいろ)。