おぞ・い【悍い】
[形][文]おぞ・し[ク] 1 気が強い。強情だ。おぞましい。「うちの后、いと—・く心賢くおはし給ふ」〈宇津保・国譲中〉 2 恐ろしい。こわい。「おどろおどろしく—・きやうなりとて」〈源・蜻蛉〉...
おうむ‐せき【鸚鵡石】
1 「おうむいし1」に同じ。 2 歌舞伎の名せりふを書き抜いた本。役者の声色(こわいろ)の練習用に出版された。おうむいし。 3 人の言ったことを、そのままに真似ていうこと。「先刻桐山から聞いた事...
おぞまし・い【悍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも—・い事件」 2 我(が)が強い。強情だ。「かく—・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見...
か‐せい【仮声】
1 つくり声。こわいろ。「明法家の—を習い」〈織田訳・花柳春話〉 2 ⇒ファルセット
かげ‐しばい【陰芝居】
1 拍子木・どらなどの鳴り物入りで、役者の声色(こわいろ)だけで芝居の一場面を演じる芸。江戸末期、隅田川の納涼船の中で見世物として流行。 2 陰で画策すること。
こわ‐が・る【怖がる/恐がる】
[動ラ五(四)]こわいという気持ちを態度や表情に表す。「小さな子が暗がりを—・る」
こわ‐めし【強飯】
糯米(もちごめ)を蒸した飯。ふつう、小豆やササゲを入れて赤飯にする。おこわ。→こわいい(強飯)
まねき【招き】
1 招くこと。招待。招聘(しょうへい)。「お—にあずかる」 2 烏帽子(えぼし)の正面の部分名。立(たて)烏帽子では前の上部の突き出た部分、折(おり)烏帽子では正面の三角状の部分。 3 近世、幟...
はちにん‐げい【八人芸】
一人で八人分の楽器や声色(こわいろ)などを聞かせる芸。万治・寛文(1658〜1673)のころから流行。
とは‐いうものの【とは言うものの】
[接]前に述べた事柄と相反する内容を導く語。そうはいっても。とはいえ。「—、やはりこわい」 [連語]《「ものの」は接続助詞》…といっても。…とはいえ。「近い—、歩いて三〇分はかかる」