さい‐かく【才覚】
[名](スル) 1 すばやく頭を働かせて物事に対応する能力。知恵の働き。機転。「—のある人」 2 工夫(くふう)すること。また、すばやく頭を働かせて物事を処理すること。「客の好みに合わせて料理...
さい‐かく【犀角】
サイの角(つの)。漢方で、粉状にして解熱・鎮静・解毒薬に用いる。黒色と白色とがあり、黒色のものを烏犀角(うさいかく)と称して珍重した。
さい‐がく【才学】
《古くは「さいかく」とも》才能と学問。学識。「彼女の—と品格と、容色とを知らぬでは無かったのサ」〈木下尚江・良人の自白〉
さいかくいちだいおんな【西鶴一代女】
溝口健二監督による映画の題名。昭和27年(1952)公開。井原西鶴の浮世草子「好色一代女」を翻案したもの。出演、田中絹代、三船敏郎ほか。ベネチア国際映画祭銀獅子賞、第7回毎日映画コンクール音楽賞受賞。
さいかくおおやかず【西鶴大矢数】
⇒大矢数
さいかくおきみやげ【西鶴置土産】
浮世草子。5巻。井原西鶴の第1遺稿集。北条団水編。元禄6年(1693)刊。遊蕩(ゆうとう)の末に零落した人々の姿を、こっけいな中にも哀感を込めて描いた15話を集めたもの。
さいかくおりどめ【西鶴織留】
浮世草子。6巻。井原西鶴の第2遺稿集。北条団水編。元禄7年(1694)刊。町人の経済的成功談などを集めたもの。
さいかくしょこくばなし【西鶴諸国ばなし】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。貞享2年(1685)刊。諸国の怪奇談など35話を集めたもの。近年諸国咄大下馬(おおげば)。
さいかく‐ち【最確値】
ある量を数回測定したときの、最も真の値に近い値。最小自乗法によって求め、同じ条件による測定では相加平均をとる。
さいかく‐の‐おび【犀角の帯】
石帯(せきたい)の一種。サイの角(つの)を円形または方形に切って飾りとしてつけた革の帯。四位・五位以下の者が用いた。角(つの)の帯。