ささ‐や【笹屋】
笹ぶきの小屋。「わが恋は賤(しづ)の—の苫(とま)を荒らみ漏りやしぬらん時雨降る頃」〈万代・九〉
ささ‐やか【細やか】
[形動][文][ナリ] 1 形や規模があまり大げさでなく、控えめなさま。「—な商売をはじめる」「—に暮らす」 2 形ばかりで粗末なさま。わずかなさま。多く、謙遜して用いる。「—な送別会」「—な贈...
ささやかなにほんはっくつ【ささやかな日本発掘】
詩人・仏文学者の青柳瑞穂による随筆集。昭和35年(1960)刊行。同年、第12回読売文学賞(評論・伝記賞)受賞。
ささ‐やき【囁き/私語】
1 ささやくこと。また、その声や言葉。「恋の—」 2 ささやくような、かすかな音。「小川の—に耳を傾ける」
ささやき‐ごと【囁き言/私語】
ひそひそ話。内緒話。
囁(ささや)き千里(せんり)
内緒話がすぐに遠くまで伝わり広がること。ささやき八丁。こそこそ三里。
ささ‐や・く【囁く/私語く】
[動カ五(四)] 1 小さな声で話す。ひそひそと話す。「耳もとで—・く」「愛を—・く」 2 うわさをする。「まことしやかに—・かれる」 3 かすかな音を立てる。「梢(こずえ)に—・く風の音」 [...
ささ‐やぐら【笹櫓】
江戸時代、小芝居のこと。江戸三座以外の芝居。官許の大芝居が表に櫓(やぐら)を設けたのに対して、それを許されない小規模の劇場が、代わりに笹を目印として立てたところからいう。
ささやけ‐びと【細やけ人】
小柄な人。「宣旨の君は、—の、いと細やかにそびえて」〈紫式部日記〉
ささ‐やぶ【笹藪】
笹が乱雑に密生している所。また、竹藪。