さし‐つ・ぐ【差し次ぐ】
[動ガ四]すぐ次に続く。「この院、大殿に—・ぎ奉りては」〈源・若菜下〉
さし‐つけ【差し付け】
[形動]《近世語》あからさまであるさま。ぶしつけ。「近頃—な事なれど」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉
さしつけ‐て【差し付けて】
[副]直接に。あからさまに。「—成程さうした覚えがござると、どう申すものでござらう」〈浮・禁短気・四〉
さし‐つ・ける【差(し)付ける】
[動カ下一][文]さしつ・く[カ下二] 1 ものに押し当てる。押しつける。「甲鉄艦の船舷(ふなべり)へ我が船舷を—・けて」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 目の前に突き出す。突きつけるように差し出す。...
差(さ)しつ差(さ)されつ
酒をついだりつがれたりして、仲良く、また盛んに杯のやりとりをするようす。差いつ差されつ。
さしつしゅくしょうけいせい‐じゅつ【左室縮小形成術】
⇒バチスタ手術
さし‐つち【差(し)土】
花壇などに土をさしたすこと。また、その土。
さし‐つど・う【差し集ふ】
[動ハ四]寄り集まる。「三、四人—・ひて絵など見るも」〈枕・一八四〉
さし‐つま・る【差し詰まる】
[動ラ四] 1 困った状況におちいって窮する。窮迫する。「この詞(ことば)に兄弟—・ったる気を開き」〈浄・会稽山〉 2 その時期、その場に近づく。差し迫る。「それぞれの家業外(ほか)になりゆき、...
さし‐つ・む【差し詰む】
[動マ下二] 1 せっぱつまった状態になる。思いつめる。「大神宮の仰せと思ひ候はんずるなりと—・めて仰せられたりける度」〈愚管抄・四〉 2 矢を次々につがえる。「—・めて思ふ様に射けるに」〈太平...