はい【徘】
[音]ハイ(漢) [訓]さまよう さまよう。「徘徊(はいかい)」
まどい‐あり・く【惑ひ歩く】
[動カ四]道に迷ってさまよう。途方にくれてあてもなくさまよう。「昔、男、武蔵の国まで—・きけり」〈伊勢・一〇〉
あくがれ‐あり・く【憧れ歩く】
[動カ四]何かに心をひかれ、家を出てさまよう。浮かれまわる。「かかる空のけしきにより、風のさきに—・き給ふもあはれに見ゆ」〈源・野分〉
りん‐し【臨死】
死に瀕(ひん)して、生と死の境をさまようこと。また、いったん死んだとみなされたのちに再び生き返ること。「—体験」
し‐せん【死線】
1 生死の境。「—をさまよう」 2 捕虜収容所や牢獄(ろうごく)などの周囲に設けられた線。これを越えると逃走を企てたものとして銃殺される。
さまよえる‐ユダヤじん【さまよえるユダヤ人】
《The Wandering Jewの訳語》欧州伝説で、刑場へ引かれるキリストを侮辱した罰として、死ぬこともできず、永遠に世界をさまようというユダヤ人。ゲーテやワーズワースの詩にも登場する。永...
せい‐し【生死】
生きることと死ぬこと。生と死。いきしに。しょうじ。「—をともにする」「—の境をさまよう」「—不明」
さすらい【流離】
あてもなくさまようこと。流浪(るろう)。「—の身」「—人(びと)」
だいこうずい【大洪水】
《原題、(フランス)Le Déluge》ル=クレジオの長編小説。1966年刊。万物の死の予感から逃れようとしてさまよう青年の13日間を描く。
さすらい‐びと【流離人】
あてもなくさまよう人。