三人(さんにん)寄(よ)れば公界(くがい)
三人の人が集まればそこは公の場所とみるべきであり、そこで言ったり、したりしたことは、もう秘密にはできない、ということ。三人寄れば人中(ひとなか)。
三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)
《文殊は知恵をつかさどる菩薩》凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい知恵が出るものだということ。
さん‐ぬ【三有】
《「さんう」の連声(れんじょう)》仏語。 1 欲界・色界・無色界の三界の生存である欲有・色有・無色有。 2 現在の生存である本有、未来の当有、その中間の生存である中有。
さん‐ぬる【去んぬる】
[連体]《動詞「さ(去)る」の連用形に完了の助動詞「ぬ」の連体形の付いた「さりぬる」の音変化から》過ぎ去った。去る。「これは—夜、御寝(ぎょしん)のならざりし故なりとて」〈平家・四〉
さん‐ね【三会】
「さんえ」の連声(れんじょう)。
さん‐ね【三衣】
「さんえ」の連声(れんじょう)。
さん‐ねつ【三熱】
仏語。竜・蛇などが受けるという三つの苦悩。熱風・熱砂に身を焼かれること、悪風が吹きすさんで住居・衣服を奪われること、金翅鳥(こんじちょう)に食われること。三患。
さん‐ねつ【産熱】
動物が体内で熱をつくり出すこと。基礎代謝、筋肉の収縮、ホルモンの作用などによって起こる。また、その熱。
さん‐ねん【三年】
1 1年の3倍。3か年。みとせ。また、多くの年月。「石の上にも—」 2 第3学年。「高校—」
さんねん‐き【三年忌】
「三回忌」に同じ。