ざん【讒】
他人を陥れるために事実でない悪口を言うこと。讒言。「—にあう」
ざん【斬】
綱淵謙錠の歴史小説。代々「首切り浅右衛門」と呼ばれた幕府試刀役、山田浅右衛門の幕末の苦悩を描く。昭和47年(1972)刊行。同年、第67回直木賞受賞。
ざん‐い【慙恚/慚恚】
[名](スル)恥じ、怒ること。
ざん‐う【残雨】
雨があがったあと、まだぱらぱらと降る雨。降り残りの雨。なごりの雨。
ざん‐えい【残映】
1 暮れ残った日の光。夕ばえ。 2 消えていったもののなごり。「栄耀栄華の—」
ざん‐えい【残影】
おもかげ。「古都の—」
ざん‐えん【残炎/残焔】
1 消え残っている炎。 2 秋になっても残る暑さ。残暑。
ざん‐えん【残煙/残烟】
消え残りの煙。
ざん‐おう【残桜】
散り残った桜。また、遅咲きで、春が過ぎても咲いている桜。残花。《季 春》
ざん‐おう【残鶯】
春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいす。夏うぐいす。老鶯。《季 夏》