むつ‐がたり【睦語り】
むつまじく語り合うこと。むつごと。「埋(うづ)み火のあたりに冬はまとゐして—することぞうれしき」〈堀河百首〉
みや‐の‐だいぶ【宮大夫】
中宮職(ちゅうぐうしき)の長官。中宮大夫。
みや‐づかさ【宮司】
《「みやつかさ」とも》 1 中宮職(ちゅうぐうしき)・東宮坊(とうぐうぼう)のこと。また、そこの職員。 2 神官。ぐうじ。
むすぶ‐の‐かみ【産霊の神】
「むすひのかみ」の音変化。「君見れば—ぞ恨めしきつれなき人を何つくりけむ」〈拾遺・雑恋〉
むつまじ・い【睦まじい】
[形][文]むつま・じ[シク]《動詞「むつむ」の形容詞化。古くは「むつまし」》 1 仲がよい。親密である。特に、男女間の愛情がこまやかである。「夫婦仲も—・く暮らす」 2 事物に愛着がある。心が...
みやこ‐がい【都貝】
ニシキガイの別名。
むらさき‐おもと【紫万年青】
ツユクサ科の多年草。高さ約60センチ。茎は直立し、その先に長楕円形の厚い葉が多数つく。葉の裏面は紅紫色。夏、葉の付け根に、2枚の苞(ほう)をもつ白い小花をつける。メキシコ・西インド諸島の原産で、...
むらさき‐えもん【紫衛門】
明治・大正のころ、女学生のこと。袴が紫色であったところから、中古の女流歌人赤染衛門の名をもじっていった。→海老茶式部(えびちゃしきぶ)
むらさき‐の‐くも【紫の雲】
1 紫色の雲。めでたいしるしとされる雲。しうん。「君がため折れるかざしは—におとらぬ花のけしきか」〈源・宿木〉 2 皇后の異称。「—のよそなる身なれども」〈後拾遺・賀〉
むべむべ・し【宜宜し】
[形シク]「うべうべし」に同じ。「—・しき所の前栽にはいとよし」〈枕・一六一〉