むら‐さめ【群雨/叢雨/村雨】
ひとしきり激しく降り、やんではまた降る雨。にわか雨。驟雨(しゅうう)。
むや・う【舫ふ/纜ふ】
[動ハ四]「もやう」に同じ。「水もせに紅葉の舟を—・ひつつにしき帆にかけて風ぞこぎ行く」〈夫木・三三〉
むねむね・し【宗宗し】
[形シク] 1 主となるべき力量がある。おもだっている。「家司(けいし)なども—・しき人もなかりければ」〈源・橋姫〉 2 しっかりしている。りっぱである。「あやしくうちよろぼひて、—・しからぬ軒...
空(むな)しき骸(から)
なきがら。死骸。「恋しきにわびて魂まどひなば—の名にや残らむ」〈古今・恋二〉
むねあげ‐しき【棟上げ式】
⇒上棟式(じょうとうしき)
胸(むね)を冷(ひ)や・す
不安や危険を感じてぞっとする。肝を冷やす。「流石の鉄面皮(ずうずうしき)悪婆といえども、争(いか)でか—・さざらん」〈逍遥・当世書生気質〉
むね‐かど【棟門】
「むなもん」に同じ。「—のゆゑゆゑしきが見ゆれば」〈とはずがたり・四〉
むね‐の‐けむり【胸の煙】
胸の火が燃えるときに出る煙の意で、胸の中の激しい思い。また、その思いがかなえられない苦しみのたとえ。「袖の浪—は誰も見よ君が浮名のたつぞ悲しき」〈新勅撰・恋五〉
みやこ‐ほこり【都誇り】
都にいることで心がはやること。また、都の人であることを誇りに思うこと。「—にもやあらむ、からくして、あやしき歌ひねりいだせり」〈土佐〉
む‐り【無理】
[名・形動](スル) 1 物事の筋道が立たず道理に合わないこと。また、そのさま。「—を言われても困る」「怒るのも—はない」「—な言いがかり」 2 実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。また...