ちかまつ‐き【近松忌】
近松門左衛門の忌日。陰暦11月22日。巣林子忌(そうりんしき)。巣林忌。《季 冬》「けふも亦心中ありて—/虚子」
しわぶか◦う【咳かふ】
[連語]《動詞「しわぶく」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》しきりにせきをする。「糟湯酒(かすゆざけ)うちすすろひて—◦ひ鼻びしびしに」〈万・八九二〉
しろと‐すい【素人粋】
しろうとのくせに粋人ぶる者。半可通。「ものに馴(な)れたる客は格別、まだしき—は恐れてこなす事ならず」〈浮・一代女・一〉
じん【陣】
[常用漢字] [音]ジン(ヂン)(呉) 1 軍隊の配置。陣立て。また、軍勢を集めて備えを立てた所。「陣営・陣形・陣地・陣頭・陣容・陣列/円陣・堅陣・退陣・敵陣・布陣・本陣」 2 事に対処するため...
しる・す【印す/標す】
[動サ五(四)]《「記(しる)す」と同語源》 1 しるしをつける。目じるしとする。また、形跡を残す。「点検済みの符号を—・す」「足跡を—・す」「第一歩を—・す」 2 (「徴す」とも書く)前兆を示...
しんあいなるこえ【親愛なる声】
《原題、(ラテン)Voces intimae》シベリウスの弦楽四重奏曲。ニ短調。5楽章。1909年作曲。別邦題「親しき声」。
しれじれ・し【痴れ痴れし】
[形シク] 1 いかにもばかげている。愚かしい。「かう世づかぬまで—・しきうしろやすさなども」〈源・夕霧〉 2 そらとぼけている。そらぞらしい。しらじらしい。「ともかくも言はで、—・しう笑みて走...
知(し)らざあ言(い)って聞(き)かせやしょう
歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」(通称「白浪五人男」)第3幕、浜松屋店先の場で、弁天小僧が居直って正体を明かす長ぜりふの冒頭。
しん‐しん【心神】
こころ。精神。「此上烈しき—の刺戟を避け、安静にして療養の功を続けなば」〈蘆花・不如帰〉
じ‐りき【事力】
律令時代、国司や大宰帥(だざいのそち)などの地方官に与えられ、雑役や職田(しきでん)の耕作に従事した者。じりょく。