なま‐おそろ・し【生恐ろし】
[形シク]なんとなく恐ろしい。「—・しと思へるけしきを見て」〈更級〉
な・ぶ【靡ぶ】
[動バ下二]なびくようにする。なびかせる。多く、複合語の形で用いられる。「そらみつ大和の国はおし—・べて我こそ居(を)れしき—・べて我こそいませ」〈万・一〉
にぎわわ・し【賑ははし】
[形シク] 1 富み栄えている。「かく—・しきところにならひて」〈大和・一四九〉 2 明るく陽気である。賑やかである。「—・しう愛敬づき、をかしげなるを」〈源・空蝉〉
なか‐やしき【中屋敷】
江戸時代、大名などが上屋敷(かみやしき)の控えとして設けた屋敷。→上屋敷 →下屋敷
なが・める【眺める】
[動マ下一][文]なが・む[マ下二] 1 視野に入ってくるもの全体を見る。のんびりと遠くを見る。広く見渡す。「星を—・める」「田園風景を—・める」 2 じっと見つめる。感情をこめて、つくづくと見...
なき‐た・てる【泣(き)立てる/鳴(き)立てる】
[動タ下一][文]なきた・つ[タ下二] 1 (泣き立てる)声をあげてしきりに泣く。「おなかをすかせた赤ん坊が—・てる」 2 (鳴き立てる)虫・鳥獣などが声高に鳴く。「子犬がきゃんきゃん—・てる」
ながみつ【長光】
狂言。都の盗人が田舎者の持つ長光の太刀をだまし取ろうとして争いになる。仲裁人がその特徴を聞くと、盗人は田舎者の話をまねて答えるが、最後にはごまかしきれなくなって逃げだす。
な‐く
《打消しの助動詞「ず」のク語法。上代語》ないこと。→なくに「ももしきの大宮人の熟田津(にきたつ)に船乗しけむ年の知ら—」〈万・三二三〉
ながめ‐の‐はま【長目の浜】
鹿児島県、甑(こしき)島列島の上甑島北部にある砂州。長さ約4キロメートル、幅50メートルの浜。砂礫(されき)が波によって水面上に現れた地形で、なまこ池(海水)の北端から貝池(汽水)を間にはさみ、...
なかのみや‐の‐つかさ【中宮職】
⇒ちゅうぐうしき(中宮職)