しず‐の‐いわや【静之窟】
島根県大田市の海岸にある海食洞。奥行約45メートル、高さ約13メートル。大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名神(すくなびこなのかみ)が国造りの策を練った地という伝承がある。
しず‐の‐お【賤の男】
身分の低い男子。しずお。「あやしき—の声々」〈源・夕顔〉
しず‐の‐おだまき【倭文の苧環】
倭文を織るのに用いる苧環。「繰り返し」「いやし」などの序詞に用いる。「いにしへの—繰り返し昔を今になすよしもがな」〈伊勢・三二〉
しず‐の‐め【賤の女】
身分の低い女子。「大原の炭をいただく—は」〈拾玉集・二〉
しず‐の‐や【賤の屋】
身分の低い人の住む家。「あやしき—も雪にみな面隠(おもかく)しして」〈枕・三〇二〉