しずめ【沈め】
1 沈めること。 2 漁具を沈めるためのおもり。しずみ。
しずめ【鎮め】
治めて落ち着かせること。鎮護。「国の—に祭る神」
しずめ‐いし【沈め石】
庭石で、一部分だけを地表に出しておくもの。
しずめ‐おうぎ【鎮め扇】
能楽で用いる扇の一。先端が半開きになる中啓(ちゅうけい)に対して、全体が閉じるものをいう。
しずめ‐おり【沈め折り】
扇を畳んだときに先端が締まるように作ること。また、そのように作った扇。
しずめ‐もの【鎮め物】
地鎮祭のとき、土地の神をしずめるために地中に埋めるもの。昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛などを埋めた。
しず・める【沈める】
[動マ下一][文]しづ・む[マ下二]《「静める」と同語源》 1 沈むようにする。沈ませる。「敵の旗艦を—・める」「魚礁を—・める」⇔浮かべる。 2 下の物にめり込ませる。「ソファーに深々とからだ...
しず・める【静める/鎮める】
[動マ下一][文]しづ・む[マ下二]《「沈める」と同語源》 1 物音や声を小さくさせる。静かにさせる。「場内を—・める」「鳴りを—・める」 2 勢いをそぐ。「火事を—・める」「波を—・める」 3...
しずめるてら【沈める寺】
木崎さと子の小説。昭和62年(1987)刊。昭和63年(1988)、芸術選奨新人賞受賞。