しのは◦ゆ【偲はゆ】
[連語]《動詞「しの(偲)ふ」の未然形+自発の助動詞「ゆ」》しのばれる。自然に思い出される。しぬはゆ。「大伴(おほとも)の高師(たかし)の浜の松が根を枕(まくら)き寝(ぬ)れど家し—◦ゆ」〈万・六六〉
しの‐はら【篠原】
篠竹の生えている原。ささはら。
しのはら【篠原】
石川県加賀市の地名。寿永2年(1183)平家の軍勢が源義仲に敗れた篠原合戦の地。 滋賀県野洲(やす)市の地名。壇ノ浦合戦で捕らえられた平宗盛が斬られた地。 高知県南国市の地名。特別天然記念...
しのば・し【偲ばし】
[形シク]《動詞「しの(偲)ぶ」の形容詞化》したわしい。忘れがたい。「言の葉のもし世にちらば—・しき昔の名こそとめまほしけれ」〈右京大夫集〉
しのばず‐の‐いけ【不忍池】
東京都台東区、上野公園内の南西部にある池。周囲約2キロ。寛永寺建立の際に琵琶湖になぞらえて築いた弁天島がある。
しのばず‐どおり【不忍通り】
東京都文京区目白台から台東区上野までの道路の呼び名。沿線に護国寺・不忍池などがある。
しのば・せる【忍ばせる】
[動サ下一][文]しのば・す[サ下二] 1 人に知られないよう隠し持つ。ひそかに入れておく。「懐に短刀を—・せる」 2 目立たないように物事を行う。「足音を—・せて近づく」
しのび【忍び】
1 隠れたりして、人目を避けること。人に知られないように、ひそかに物事をすること。→お忍び 2 がまんすること。こらえること。 3 「忍び歩き」に同じ。 4 「忍びの術」の略。 5 「忍びの者」...
しのび‐あい【忍び逢い】
男女が人目を避けてこっそりあうこと。密会。
しのび‐あ・う【忍び逢う】
[動ワ五(ハ四)]思いあう男女が、人目を避けて会う。