しのだ‐まさひろ【篠田正浩】
[1931〜 ]映画監督。岐阜の生まれ。「恋の片道切符」で監督デビュー。「心中天網島(てんのあみじま)」の成功で高い評価を得る。代表作「乾いた花」「暗殺」「瀬戸内少年野球団」「少年時代」「写楽」など。
しのだ‐やま【信太山】
大阪府南西部、和泉(いずみ)市東部にある丘陵。標高50〜80メートルの台地状の丘。北西麓にある葛(くず)の葉稲荷(いなり)は信太妻伝説で知られ、神狐がまつられている。
しの‐だれ【篠垂/鎬垂】
兜(かぶと)の八幡座(はちまんざ)から、前後または左右に垂れた筋金。古くは剣形、近世では銀杏形(いちょうがた)・蜥蜴頭(とかげがしら)で、銀または白鑞(しろめ)などの装飾がある。しなだれ。
し‐の‐ちょう【使の庁】
検非違使庁(けびいしちょう)のこと。
シノプ【Sinop】
トルコ北部、黒海沿岸の港湾都市。天然の良港を擁し、ヒッタイト人が築いた港に起源し、紀元前7世紀に古代ギリシャ人の植民都市シノーペになった。続いて、ポントス王国、古代ローマ帝国、ルームセルジューク...
しの‐つ・く【篠突く】
[動カ五(四)]篠竹を束ねたものが落ちてくるように、細いものが密に激しく飛んでくる。雨の激しく降るさまにいう。「—・く雨」 [補説]雨が静かに降るさまの意で使うのは誤り。
し‐の‐つづみ【四の鼓】
古代の打楽器の一。雅楽で使われたもので、三の鼓より大型の細腰鼓(さいようこ)。
しのづか‐りゅう【篠塚流】
日本舞踊の流派の一。文政(1818〜1830)のころ、京都の篠塚文三郎が志賀山流・幸若舞(こうわかまい)などを取り入れて創始。明治以後、井上流に押されて衰えた。
しの‐づけ【篠漬(け)/罧】
「柴漬(しばづ)け2」に同じ。
しのとげ【死の棘】
島尾敏雄の長編私小説。昭和35年(1960)「群像」誌に冒頭部分を発表。以後、「文学界」「新潮」などに断続的に連載したのち、昭和52年(1977)に長編小説として刊行。夫の浮気から狂気に陥った妻...