しめ‐の‐こ【〆の子】
注連縄に四手(しで)とともに付ける、わらの飾り。
しめ‐の‐ほか【標の外】
1 しめ縄の張ってある外側。神社の境内や宮中など、立ち入り禁止の場所のそと。⇔標の内。 2 男女の間が隔たっていること。「かう、—にはもてなし給はで」〈源・賢木〉
しめ‐はずし【注連外し】
正月のしめ飾りを取り外すこと。4日・7日・14日など、地方によって日は異なる。
しめ‐もらい【注連貰い】
小正月の左義長(さぎちょう)で焼くために、他の家で外した門松やしめ飾りなどを子供が貰い集めること。《季 新年》「色里や朝寝の門の—/松浜」
しめ‐やか
[形動][文][ナリ] 1 ひっそりと静かなさま。心静かに落ち着いているさま。「—に語り合う」 2 気分が沈んでもの悲しげなさま。しんみりとしたさま。「通夜が—に行われる」 3 女性の容姿・態度...
しめ‐やき【締(め)焼(き)】
⇒焼き締め1
しめ‐や・ぐ
[動ガ四]しんみりとふさぎ込む。「など惟成はいたう—・ぎたる」〈落窪・一〉
標(しめ)結(ゆ)・う
占有を示す標識として、縄などをむすんで巡らす。また、草などをむすんで目印をつける。「浅茅原小野に—・ひ空言(むなこと)をいかなりと言ひて君をし待たむ」〈万・二四六六〉
しめ‐ゆう【染め木綿】
染めた木綿。「肥人(こまひと)の額(ぬか)髪結へる—の染みにし心」〈万・二四九六〉
しめ‐よ・せる【締(め)寄せる】
[動サ下一][文]しめよ・す[サ下二]締めて一つに寄せる。また、締めて近寄せる。「たこはいっかなはなれもやらずなおすいつきて—・せるうち」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉