しめら・す【湿らす】
[動サ五(四)]水分を含ませる。しめす。「のどを—・す」
しめら‐に
[副]「しみらに」に同じ。「あかねさす昼は—あしひきの八つ峰飛び越え」〈万・四一六六〉
しめり【湿り】
1 しめること。水分を少し含んでいること。湿気。「乾燥剤で—を防ぐ」「手に—をくれる」 2 雨が降ること。適度な量の雨。→おしめり
しめり‐け【湿り気】
水分を少し含んでいる感じ。また、その水分。しっけ。
しめり‐ごえ【湿り声】
涙声。また、悲しみに沈んだ声。
しめり‐なき【湿り泣き】
声も立てず、静かに泣くこと。忍び泣き。「—にぞ泣きゐたる」〈浄・曽根崎〉
しめり‐ばん【湿り半】
鎮火を知らせる半鐘。
しめり‐ゆき【湿り雪】
「湿雪(しっせつ)」に同じ。
しめ・る【湿る】
[動ラ五(四)] 1 乾いていたものが水分を含んでぬれた感じになる。水気を帯びる。「夜露で—・った地面」「—・っている洗濯物」 2 気がめいる。物思いに沈む。また、元気がなく沈んだ状態になる。振...
し・める【占める】
[動マ下一][文]し・む[マ下二] 1 あるもの・場所・位置・地位などを自分のものとする。占有する。「三賞を一人で—・める」「国際経済の中で重要な役割を—・める」「業界トップの座を—・める」「連...