しゃば‐いらい【娑婆以来】
久しぶりに会ったときに使うあいさつの語。江戸時代、通人仲間で用いた。また、特に遊郭内で知人に出会ったときにも用いた。「—是(これ)は是はとそり返り」〈柳多留・三〉
しゃばく‐じょう【射爆場】
軍隊などが射撃・爆撃の演習をするための場所。
しゃば‐け【娑婆気】
現世に執着する心。世俗的な名誉や利益を求める心。しゃばき。しゃばっけ。「—を起こす」「—が抜けない」
シャバ‐こくりつほごく【シャバ国立保護区】
《Shaba National Reserve》⇒サンブル国立保護区
しゃば‐せかい【娑婆世界】
「娑婆1」に同じ。「—の思ひ出にとて」〈平家・三〉
しゃば‐だい【車馬代】
交通費。また、その名目で出す謝礼。くるま代。車馬賃。
しゃば‐ちん【車馬賃】
「車馬代」に同じ。
しゃばっ‐け【娑婆っ気】
「しゃばけ(娑婆気)」に同じ。
娑婆(しゃば)で見(み)た弥三郎(やさぶろう)
知っている人なのに、知らないふりをすること。弥三郎は、弥次郎・弥十郎などともいう。「この世の人とも思はれず、—殿の御礼」〈浮・一代男・七〉
しゃば‐ふさぎ【娑婆塞ぎ】
生きているというだけで、なんの役にも立たないこと。また、その人。しゃばふさげ。「娌子(よめご)にあかるる身となり、一日も—」〈浮・織留・一〉