しゅく‐すい【菽水】
豆と水。きわめて粗末な食べ物、また貧しい生活をいう。「—の奴(つぶね)に御恩(めぐみ)をかへし奉るべし」〈読・雨月・菊花の約〉
菽水(しゅくすい)の歓(かん)
《「礼記」檀弓下から》貧しい生活をしながらも、親に孝養を尽くして喜ばせること。
しゅく・する【祝する】
[動サ変][文]しゅく・す[サ変]いわう。ことほぐ。「優勝を—・する」
しゅく・する【宿する】
[動サ変][文]しゅく・す[サ変]宿泊する。やどる。泊まる。「知人宅に—・する」
しゅく‐ず【縮図】
1 原形の寸法を一定比で縮小して描いた図。 2 現実の様相を、規模を小さくして端的に表したもの。「社会の—」 [補説]書名別項。→縮図
しゅくず【縮図】
徳田秋声の小説。昭和16年(1941)発表。当局の圧迫により中絶し未完。芸者置屋の銀子の半生を描く自然主義文学の傑作。
しゅくず‐き【縮図器】
図面を一定の比に縮小または拡大して描く製図器具。パントグラフ。
しゅくず‐ほう【縮図法】
製図において、縮小した寸法の図面を描く方法。
しゅく‐せ【宿世】
⇒すくせ(宿世)
しゅく‐せい【夙成】
幼時から学業などができあがり、大人びること。早熟。早成。「少年—は、往々才智発達の徴候にあらずして」〈中村訳・西国立志編〉