しらげ‐うた【後挙歌】
《「しりあげうた」の音変化》上代歌謡の歌曲上の名称。歌句の末節を声上がりにうたう歌という。一説に、新羅歌(しらぎうた)、また、玄米を精白する際の作業歌の意とする。
しらげ‐かんな【精げ鉋】
仕上用の刃の薄い鉋。
しらげ‐よね【精げ米】
ついて白くした米。しらげ。〈和名抄〉
しら・げる【精げる/白げる】
[動ガ下一][文]しら・ぐ[ガ下二] 1 玄米をついて白くする。精白する。「玄米を—・げる」 2 細工物などを磨いて仕上げをする。「婆あさんが倅の長次郎に—・げさせて持って来た、小さい木札に」〈...
しら‐こ【白子】
1 雄の魚の腹にある乳白色をした精巣。タラ・アンコウなどのものは食用にする。 2 先天的にメラニン色素が欠乏していて、皮膚・粘膜・頭髪などが白色である個体。アルビノ。しろこ。
しら‐ごえ【白声/素声】
《「しらこえ」とも》 1 平曲で、節をつけずに朗読するように語ること。 2 能で、乱拍子(らんびょうし)の小鼓や懺法(せんぼう)の太鼓を打つときに発する掛け声。 3 日本芸能の発声法の一。一種の...
しらこ‐ばと【白子鳩】
ハト目ハト科の鳥。全身白みがかった淡褐色で、くびの後ろに黒い輪模様がある。南ヨーロッパ・北アフリカから南アジアに分布。日本では埼玉県に生息し、天然記念物。
しら‐ごかし
しらじらしく振る舞うこと。しらばくれること。「捻(ねぢ)って出だせし鼻紙の、—こそ笑止なれ」〈浄・二枚絵草紙〉
しら‐ごしらえ【白拵え】
矢の白篦(しらの)に白羽をつける作り方。また、その矢。
しらさき‐かいがん【白崎海岸】
和歌山県中西部、日高郡由良町にあるリアス式海岸。紀伊水道に面して約1キロメートル続く。石灰岩の白い奇岩が散在して海に突出する景勝地。