しり‐くせ【尻癖】
1 大小便を漏らす癖。屁をよく放つ癖。 2 性的にみだらな癖。浮気をする癖。
しり‐くち【後口/尻口】
1 《「しりぐち」とも》牛車(ぎっしゃ)などの後方の出入り口。「尼の車、—より水晶の数珠、薄墨の裳、袈裟、衣、いといみじくて、簾はあげず」〈枕・二七八〉 2 後ろと前。あとと先。「—首尾つづまら...
しりくべ‐なわ【注連縄】
「しりくめなわ」に同じ。「小家(こへ)の門の—」〈土佐〉
しりくめ‐なわ【注連縄/尻久米縄】
《端を編んだまま、切らないでおく縄の意》上代、神聖な場所を区切るしるしとして引き渡す縄。のち、神前に引き、また、新年の飾りとする。しめなわ。しりくべなわ。「—をその御後方(しりへ)に引き渡して」...
しりくらい‐かんのん【尻暗い観音/尻食らい観音】
困ったときは観音を念じても、事情がよくなると恩を忘れて、あとのことをかまわないこと。陰暦18日から23日までの六観音の縁日のあと、だんだん闇夜になるのを「尻暗い」といい、それがののしりことばの「...
しり‐くらえ【尻食らへ】
[名・形動ナリ]人の言動などをののしっていう語。または、恩をあだで返し、あとを顧みないこと。また、そのさま。「いかに野郎とて—な仕うちぞかし」〈浮・世間猿〉