尻(しり)を捲(まく)・る
急に態度を変え、けんか腰になる。居直る。けつを捲る。「客にどなられた店員が—・って食ってかかる」
尻(しり)を持(も)ち込(こ)・む
関係者に問題を持ち込み責任を問い、解決を迫る。「仲人に夫婦喧嘩(げんか)の—・む」
尻(しり)を割(わ)・る
隠していた秘密や悪事を暴露する。「—・ってやろう、余(おれ)は彼奴が余所の園で蜜柑を窃(ぬす)んでいる所を見た」〈二葉亭・めぐりあひ〉
し‐りん【支輪/枝輪】
建築で、軒の斗栱(ときょう)部分や折り上げ天井で、斜めに立ち上がって並列している弧状またはS字状の材。
し‐りん【史林】
歴史書のこと。
し‐りん【四輪】
仏語。 1 大地、すなわち須弥山(しゅみせん)の下にあって世界を支えているという4種の大円輪。下から空輪・風輪・水輪・金輪(こんりん)。 2 転輪王の感得する金・銀・銅・鉄の4種の輪宝。
し‐りん【四隣】
1 前後左右の家や人。「牛肉注文の声が—の寂寞を破る」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 隣り合った周囲の国々。
し‐りん【糸綸】
《「礼記」緇衣の「王の言は糸の如く、其(そ)の出づるや綸の如し」から》みことのり。綸言。
し‐りん【紫燐】
燐の同素体の一。赤燐をセ氏550度で長時間熱すると得られる。セ氏416度で昇華する。空気中では安定で燐光を発しない。無毒。純粋なものは紫色。
し‐りん【詞林】
1 詩文を多く集めた書。 2 詩人・文人の仲間。文壇。 3 辞書。