じっせん‐ち【実践知】
実践の場で、状況を的確に認識し、適切な判断を下す能力で、経験の積み重ねによって形成されるもの。
じっせん‐てき【実践的】
[形動]自分で実地に行うさま。実行するさま。「理論の正しさを—に裏づける」
じっせん‐てつがく【実践哲学】
実践的な事柄を対象とする哲学。意志的行為の領域で、あるべきこと、または、なすべきことを規定する哲学で、狭義には倫理学・道徳哲学をさし、広義には政治・法律・経済・技術・芸術などの分野の哲学的考察を...
じっせん‐りせい【実践理性】
《(ドイツ)praktische Vernunft》カント哲学で、自律性をもち、経験的動機に依存せず、先天的な道徳法則によって意志を規定する理性。⇔理論理性。→純粋理性
じっせんりせい‐の‐ようせい【実践理性の要請】
理論理性によっては証明できないが、道徳的実践における無条件的な命令を根拠づけるために、実践理性が不可欠のものとして承認せねばならない、自由、魂の不死、神の存在の三命題。
じっ‐そ【実礎】
⇒子房(しぼう)
じっ‐そう【実相】
1 実際のありさま。ありのままの姿。「社会の—」 2 仏語。真実の本性。不変の理法。真如。法性(ほっしょう)。
じっ‐そう【実装】
1 装置などを構成する部品を、実際に取り付けること。 2 コンピューターのハードウエアやソフトウエアに新たな機能を組み込むこと。インプリメント。インプリメンテーション。
じっそう‐いん【実相院】
京都市左京区にある単立の寺。もと天台宗寺門派の門跡寺院。開創は寛喜元年(1229)。開基は、鷹司兼基の子静基僧正。紙本墨書仮名文字遣(重文)のほか、多数の古記録・文書を所蔵。実相院門跡。岩倉門跡。
じっそう‐かんにゅう【実相観入】
斎藤茂吉が唱えた、短歌の写生理論。表面的な写生にとどまらず、対象に自己を投入して、自己と対象とが一つになった世界を具象的に写そうとするもの。