すずみ‐どころ【涼み所】
暑さを避けるのに適した涼しいところ。涼風が吹く木陰や水辺など。 [補説]近年では熱中症予防のために、冷房設備のある施設を休憩所として一般に開放する自治体が増えており、この名称が多く用いられる。
すずみ‐ぶね【涼み船】
納涼に用いる船。納涼船。《季 夏》
すず・む【涼む】
[動マ五(四)]風に当たったり、涼しい場所に行ったりして、暑さを避ける。「河原で—・む」《季 夏》 [可能]すずめる
すず‐むし【鈴虫】
1 直翅(ちょくし)目スズムシ科の昆虫。中形で、暗い草むらにすむ。体は黒色で、触角や脚の根元は白色。雌は長い産卵管をもち、地中に卵を産む。雄は左右の広い前翅(まえばね)をすりあわせてリーンリ...
すずむし‐そう【鈴虫草】
1 キツネノマゴ科の多年草。近畿以西の山地に生え、高さ30〜60センチ。茎は四角柱で、広卵形の葉が対生する。秋、淡紫色の花が朝に開いて午後には散る。すずむしばな。 2 ラン科の多年草。山地に生え...
すずむし‐むすび【鈴虫結び】
ひもの結び方で、輪を三つ重ねて上を結び、スズムシの形に似せたもの。
すずめ【雀】
1 スズメ目スズメ科の鳥。人家周辺や農耕地に普通にみられ、全長14センチくらい。頭は茶色、ほおとのどに黒い点がある。背は茶色に黒い斑点があり、腹は灰白色。稲など農作物を食べるが、害虫も食べる。ユ...
すずめ‐いろ【雀色】
雀の羽のような茶褐色。
すずめいろ‐どき【雀色時】
空が雀色に薄暗くなった時分。夕暮れ時。夕方。たそがれどき。「半蔀(はじとみ)の間から、—の往来をのぞいている」〈芥川・偸盗〉
すずめ‐うり【雀瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。原野や水辺に生える。葉は三角形で、巻きひげがある。夏、白い花をつけ、実は熟すと灰白色になる。