すまい
ありさま。ようす。「人様々の顔の—」〈二葉亭・浮雲〉
すまい【住(ま)い】
《動詞「す(住)まう」の連用形から》 1 住むこと。また、暮らし。生活。「ひとり—(ずまい)」「佗び—(ずまい)」 2 (「住居」とも書く)住んでいる家や所。「閑静な—」
すまい【相撲/角力】
《動詞「すま(争)う」の連用形から》 1 すもう。また、すもうをとること。《季 秋》「当麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)とに—とらしむ」〈垂仁紀〉 2 「相撲(すまい)の節(せ...
すまい‐ぐさ【相撲草】
植物の名。オグルマまたはオヒシバという。「ひくには強き—かな」〈金葉・雑下〉
すまい‐とり【相撲取り】
すもうとり。すまいびと。すまい。
すまい‐の‐せち【相撲の節】
平安時代、毎年7月に宮中で、諸国から召し集められた相撲人(すまいびと)の相撲を天皇が観覧した行事。初めは7日、のち、大の月は28日・29日、小の月は27日・28日となった。2日前にけいこの内取り...
すまい‐の‐せちえ【相撲の節会】
「相撲(すまい)の節(せち)」に同じ。《季 秋》
すまい‐の‐つかい【相撲の使】
相撲の節(せち)の相撲人(すまいびと)を召集するため、2、3月ごろ左右近衛府(このえふ)から諸国に遣わされた使者。部領使(ことりづかい)。
すまい‐の‐つかさ【相撲司】
相撲の節(せち)のとき、左右近衛府(このえふ)に属して相撲のことを担当した臨時の官。参議以上で相撲に精通している者が任命された。
すまい‐の‐ひんこん【住(ま)いの貧困】
⇒ハウジングプアー