すみだがわごにちのおもかげ【隅田川続俤】
歌舞伎狂言。世話物。4幕。奈河七五三助(なかわしめすけ)作。天明4年(1784)大坂角の芝居初演。破戒僧法界坊のこっけいな小悪党ぶりを描く。終幕は常磐津(ときわず)舞踊「双面(ふたおもて)」とし...
すみだがわせきやのさと【隅田川関屋の里】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。隅田川上流の関屋の里を、3騎の馬で走り抜ける旅姿の侍たちを描いたもの。松の木越しに赤富士が見える。
すみだがわはなのごしょぞめ【隅田川花御所染】
歌舞伎狂言。世話物。6幕。4世鶴屋南北作。文化11年(1814)江戸市村座初演。「清玄桜姫物」の一つで、主役の清玄を尼にしたもの。通称「女清玄」。
すみだがわ‐もの【隅田川物】
歌舞伎・浄瑠璃などの一系統で、謡曲「隅田川」の梅若伝説を主題としたもの。浄瑠璃「双生(ふたご)隅田川」、歌舞伎狂言「隅田川続俤(ごにちのおもかげ)」など。
すみだ‐く【墨田区】
⇒墨田
すみだ‐こうえん【隅田公園】
東京都の台東区と墨田区にまたがる公園。隅田川沿いに位置し、桜の名所として知られる。夏には隅田川花火大会が開催される。
すみ‐だし【墨出し】
建築現場で、柱・梁・壁面などの構造体に工事の基準となる線を、設計図面通りに墨やインクで記すこと。→墨壺 →レーザー墨出し器
すみだ‐すいぞくかん【すみだ水族館】
東京都墨田区にある水族館。平成24年(2012)開館。屋内のプール型水槽にペンギンとオットセイを展示するほか、小笠原諸島の海を再現した大水槽などがある。
すみ‐だわら【炭俵】
炭を詰める俵。また、炭の詰まった俵。わら・あし・かやなどで作る。《季 冬》「薄雪や簷(のき)にあまりて—/波郷」 [補説]書名別項。→炭俵
すみだわら【炭俵】
江戸中期の俳諧集。2冊。志太野坡(しだやば)・小泉孤屋・池田利牛共編。元禄7年(1694)刊。芭蕉晩年の「軽み」の境地がよく表れ、のちの俳壇に大きな影響を与えた。俳諧七部集の一。