せいなん‐せんそう【西南戦争】
明治10年(1877)、西郷隆盛らが鹿児島で起こした反乱。征韓論に敗れて帰郷した西郷が、士族組織として私学校を結成。政府との対立がしだいに高まり、ついに私学校生徒らが西郷を擁して挙兵、熊本鎮台を...
せいなんドイツ‐がくは【西南ドイツ学派】
新カント学派の一。カントの批判主義を価値論的方向で展開し、歴史科学・文化科学の基礎づけを試みた。西南ドイツで活躍したウィンデルバント・リッケルト・ラスクなどが代表者。西南学派。バーデン学派。
せいなん‐にほん【西南日本】
日本列島を糸魚川(いといがわ)静岡構造線で二分したときの西側の部分。中央構造線により内帯・外帯に分けられる。→東北日本
せいなんにほん‐かいこう【西南日本海溝】
⇒南海トラフ
せいなんにほん‐がいたい【西南日本外帯】
西南日本の、中央構造線より太平洋側の部分。帯状構造が発達し、北から結晶片岩・古生界・中生界の順に配列している。外帯。
せいなんにほん‐ないたい【西南日本内帯】
西南日本の、中央構造線より北側の部分。帯状構造は不明瞭で、古生界・中生界・花崗岩(かこうがん)・片麻岩などが分布。内帯。
せいなん‐の‐えき【西南の役】
⇒西南戦争
せいなんのえきでんせつ【西南役伝説】
石牟礼道子の小説。明治10年(1877)に起こった西南戦争を聞き書きによる手法で表現したもの。昭和55年(1980)刊行。
せいなん‐の‐へん【靖難の変】
中国、明の第2代皇帝建文帝の諸王削廃策に対し、北京の燕王棣(てい)(永楽帝)が1399年に挙兵、京師(南京)を攻略し1402年に帝位を奪った事件。
せいなん‐の‐りきゅう【城南の離宮】
《平安京の南方にあったところから、「文選」の「長門賦」にある語になぞらえたもの》鳥羽殿(とばどの)のこと。「法皇は—にして、冬もなかば過ごさせ給へば」〈平家・三〉