きょう‐げん【狂言】
1 日本の古典芸能の一。猿楽のこっけいな物真似(ものまね)の要素が洗練されて、室町時代に成立したせりふ劇。同じ猿楽から生まれた能に対する。江戸時代には大蔵・和泉(いずみ)・鷺(さぎ)の三流があっ...
くさ・い【臭い】
[形][文]くさ・し[ク] 1 不快なにおいを感じる。いやなにおいがする。「ごみ捨て場が—・くにおう」「息が—・い」 2 疑わしいようすである。怪しい。「あのそぶりはどうも—・い」「—・い仲」...
きょうげん‐かた【狂言方】
1 演能の際に、狂言を演じる人。本狂言・間(あい)狂言・三番叟(さんばそう)などをつとめる。狂言師。 2 歌舞伎の狂言作者のこと。江戸後期には特に四、五枚目の下級作者をいい、立作者の下でせりふの...
こうじょう‐ちゃばん【口上茶番】
身振りを入れず、座ったまま、せりふだけで演じるこっけいな茶番。→茶番2
こなし【熟し】
1 こなすこと。 2 物を取り扱うこと。処理すること。運用。「着—」 3 からだの動かしかた。「身の—」 4 歌舞伎の舞台で、俳優がせりふなしで演じるしぐさ。「花道で思い入れの—があって」 5 ...
きめ‐ぜりふ【決め台詞】
演劇などで、最高潮に達したときや区切りの場面に決まって言う、気の利いたせりふ。
じまく‐ほうそう【字幕放送】
テレビ放送で、番組内のアナウンス・ナレーション・せりふなどの音声やBGM・効果音などを、文字化・記号化して画面に表示する放送のこと。主に聴覚に障害のある人を対象にして始まったサービス。 [補説]...
しょう‐ほん【正本】
1 根拠となる原本。 2 歌舞伎の上演用脚本。役者のせりふや動作、大道具・小道具・衣装・音楽などを詳しく書いた筆写本。台帳。根本(ねほん)。 3 浄瑠璃・説経節・長唄などの詞章に曲節の譜を記入し...
シュプレヒコール【(ドイツ)Sprechchor】
1 舞台で、一つのせりふを多人数が声をそろえて朗誦すること。 2 集会やデモなどで、参加者がいっせいにスローガンを唱えること。「—が起こる」
じょ‐の‐まい【序の舞】
1 能の舞事(まいごと)の一。初めに序の部分がある静かで典雅な舞。また、その囃子(はやし)。笛地に大鼓・小鼓および太鼓ではやす。三番目物のシテの優美な女性などが舞う。 2 歌舞伎下座音楽の一。時...