せん‐しょく【染織】
布を染めることと織ること。染め物と織り物。
せんしょく‐えき【染色液】
ある特定の生体組織や細胞の構造体を顕微鏡で観察しやすくするために、特殊な色素で着色する溶液。
せんしょく‐こうか【浅色効果】
物質の吸収スペクトルが短波長側にずれる現象。分子構造の変化に伴いスペクトルが移動する。染料にこの効果をもつ分子を用いると、色が浅くなる効果がある。⇔深色効果。
せんしょく‐し【染色糸】
細胞の静止核内にあって、塩基性色素に染まる糸状構造のもの。主成分はDNAとたんぱく質。細胞分裂の際の染色体の骨組みをつくる。
せんしょく‐しつ【染色質】
細胞の核に含まれている好塩基性物質。クロマチン。
せんしょく‐たい【染色体】
細胞核の有糸分裂のときに現れる棒状の小体。塩基性色素に染まりやすい。染色質が染色糸となり、さらに螺旋(らせん)状に縮まって短く太くなったもの。数・形は生物の種ごとで定まっていて、遺伝や性の決定に...
せんしょくたい‐いじょう【染色体異常】
染色体の、欠失・逆位・転座・重複などによる構造の変化や、染色体数の増減などの変異。また、それが原因で起こるダウン症候群などの病気。染色体突然変異。
せんしょくたい‐ちず【染色体地図】
染色体上における遺伝子の相対的位置を示した図。遺伝子地図。
せんしょくたい‐とつぜんへんい【染色体突然変異】
⇒染色体異常
せんしょく‐ぶんたい【染色分体】
細胞分裂の過程で複製された、同じ遺伝情報を持つ一対の構造体。セントロメアで結合し、1本の染色体を構成する。クロマチド。→姉妹染色分体