かまくら‐ぼり【鎌倉彫】
彫刻漆器の一。模様を薄肉彫刻した素地に黒漆を塗り、その上に朱漆などを塗り重ねて磨いたもの。鎌倉時代、宋(そう)伝来の堆朱(ついしゅ)をまねて始められたという。鎌倉市の特産物。
かりぎぬ‐ばかま【狩衣袴】
狩衣と、それにつける指貫(さしぬき)の袴。また、その上下がそろったもの。「青鈍(あをにび)の—着たる男」〈今昔・二二・七〉
カロメル‐でんきょく【カロメル電極】
ガラス容器の底に水銀を入れ、その上に糊(のり)状の塩化水銀(Ⅰ)を置き、これを塩化カリウム水溶液と接触させた電極。他の電極の電位を測定するのに用いられる。甘汞(かんこう)電極。
がい【蓋】
《「かい」とも》 [名]仏語。 1 人間の善智や善心を覆い隠すもの。すなわち、煩悩。 2 法会のとき、高僧の歩行に際し、その上にかざす笠状のもの。 3 仏像や導師の高座を覆い飾る天蓋。 [接...
きじゅんわりびきりつおよびきじゅんかしつけ‐りりつ【基準割引率及び基準貸付利率】
日本銀行が金融機関に資金を直接貸し出す際の基準金利。基準となるべき割引率(基準割引率)及び基準となるべき貸付利率(基準貸付利率)として日本銀行法によって規定される。 [補説]預金金利等が公定歩合...
きば‐せん【騎馬戦】
二、三人が組んで馬の形をつくり、その上に別の一人が乗り、敵味方に分かれて上に乗っている者を落とし合ったりその者の帽子などを取り合ったりする遊戯。
きゃたつ‐づり【脚立釣(り)】
浅い海中に脚立を据え、その上でする釣り。舟影に敏感なアオギスの釣りなどで行う。
きょう‐ろ【京呂】
和風小屋組みの一種。柱の上に軒桁(のきげた)をのせ、その上に小屋梁(こやばり)を架ける構造。折置(おりおき)方式よりも構造的にすぐれる。
きょく‐れい【曲領】
古代、武官の礼服(らいふく)の付属具。首を通して肩に当て、その上に裲襠(うちかけ)を着た。
きら‐ずり【雲母刷(り)/雲母摺り】
料紙装飾や浮世絵版画の技法の一。版木に糊(のり)や膠(にかわ)をつけて紙に摺り、その上に雲母(うんも)の粉を篩(ふる)いかけ、乾いたあと、残りの粉を払い落とす。