さくら【桜】
1 バラ科サクラ属サクラ亜属の落葉高木の総称。日本の代表的な花として、古来、広く親しまれている。ヤマザクラ・サトザクラ・オオシマザクラなど種類は多く、園芸品種も多い。現在多く植えられているのはソ...
かき‐こも・る【掻き籠もる】
[動ラ四]ひきこもる。とじこもる。「参りそめし所にもかく—・りぬるを」〈更級〉
した‐みず【下水】
1 物の陰や下を流れる水。「岩間とぢし氷も今朝はとけそめて苔の—道もとむらむ」〈新古今・春上〉 2 漢字の脚の一。「泰」などの「氺」の称。
しのび‐ね【忍び音】
1 小声。また、ひそひそ声。「忽ち—にアッと叫びながら」〈二葉亭訳・あひゞき〉 2 忍び泣きの声。「—に泣く」 3 ホトトギスの、声をひそめるような鳴き声。陰暦4月ごろの初音。「時鳥(ほととぎす...
しに‐かえ・る【死に返る】
[動ラ四] 1 死んで再び生き返る。「恋するに死するものにあらませばあが身は千度(ちたび)—・らまし」〈万・二三九〇〉 2 疲れきって、死にそうになる。「打出の浜に—・りて到りたれば」〈かげろふ...
しのぶ‐もじずり【忍捩摺り/信夫捩摺り】
「忍摺(しのぶず)り」に同じ。「みちのくの—誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」〈伊勢・一〉
しげのい【重の井/滋野井】
浄瑠璃「丹波与作待夜(たんばよさくまつよ)の小室節(こむろぶし)」とその改作「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」およびその系統の諸文芸に登場する人物。由留木(ゆるぎ)家の乳人(めの...
しゅみ‐せん【須弥山】
《(梵)Sumeruの音写。妙高山(みょうこうせん)と訳す》古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、世界の中心にそびえるという高山。この山を中心に七重に山が取り巻き、山と山との間に七つの...
しゃん‐と
[副](スル) 1 物事がきちんと整っているさま。ちゃんと。「箸函に—納めて」〈紅葉・二人女房〉 2 姿勢または態度などがだらけていないで、きちんとしているさま。「背筋を伸ばして—立ちなさい」「...
しじ・む【蹙む/縮む】
[動マ四]ちぢむ。小さくなる。〈日葡〉 [動マ下二] 1 ちぢめる。「人の衣(きぬ)袴(はかま)の丈伸べ—・め制せさせ給ふ」〈栄花・見果てぬ夢〉 2 減らす。「朝夕の御飯を日ごろよりは少し—...