そら‐だき【空薫き/空炷き】
1 前もってたくか別室でたくかして、どこからともなくにおってくるように香をたきくゆらすこと。「簾内より—の香、馥(かうば)しく匂ひ出でぬ」〈今昔・二四・六〉 2 どこからともなくにおってくるよい...
そらだき【空薫】
大塚楠緒子の小説。明治41年(1908)発表。
そらだき‐もの【空薫き物】
そらだきの香(こう)。「—、いと心にくく薫り出で」〈源・若紫〉
そら‐だのみ【空頼み】
[名](スル)頼みにならないことを頼りにすること。むなしい期待をすること。「—に終わる」「だれか助けてくれるかと—する」
そら‐だのめ【空頼め】
あてにならないことを頼みに思わせること。むだな期待をさせること。「さだめなくきえかへりつる露よりも—するわれはなになり」〈かげろふ・上〉