そら‐な【空名】
身に覚えのないうわさ。あだな。「—ヲタテル」〈和英語林集成〉
そら‐なか【空ナカ】
《「ソラナカ」「空中」とも書く》空港内に設けられた商店街。従来からある旅客向けの土産物店や飲食店に加え、有名店を誘致したり限定品を販売したりして、空港そのものを目的とした客も呼び込もうとするもの...
そら‐なき【空泣き】
[名](スル)泣きまね。うそ泣き。「—して同情を引く」
そら‐なき【空鳴き】
本当かと思わせるように鳴くこと。鳴き声をまねること。「天の戸を明けぬ明けぬと言ひなして—しつる鳥の声かな」〈後撰・恋二〉
そら‐なげき【空嘆き】
嘆くふりをすること。「—をうちしつつ、なほ装束し給ひて」〈源・真木柱〉
そら‐なさけ【空情け】
愛情があるように見せかけること。いつわりの愛情。「ただかりそめの御言の葉、—かけられ参らせ候うても」〈伽・をこぜ〉
そら‐なみだ【空涙】
いかにも悲しそうに見せかけて流す涙。いつわりの涙。「—にだまされる」
そら‐に【空似】
まったく血縁関係がないのに、顔つきなどがよく似ていること。「他人の—」
空(そら)に標(しめ)結(ゆ)・う
空に標縄(しめなわ)を結い渡すような、不可能なこと、思ってもかいのないことを思い煩う。「いかでかはかばかりの御有様も聞かましと、—・ふ恋しさに」〈浜松・四〉
空(そら)に知(し)られぬ雪(ゆき)
《空から降ったわけではない雪という意から》舞い散る桜の形容。空知らぬ雪。