たずね【尋ね】
たずねること。「お—の件」「内儀みずから出て来ての—に」〈緑雨・油地獄〉
たずね‐あぐ・む【尋ねあぐむ】
[動マ五(四)]目的の場所を尋ねあてることができず、どうしたらよいか困る。「訪問先を—・んで引き返す」
たずね‐あ・てる【尋ね当てる】
[動タ下一][文]たづねあ・つ[タ下二]あちこち探して目的のものを見つけ出す。「友人の転居先を—・てる」
たずね‐あわ・せる【尋ね合(わ)せる】
[動サ下一][文]たづねあは・す[サ下二]あちこちに聞く。問い合わせる。「身元を—・せる」
たずね‐い・ず【尋ね出づ】
[動ダ下二]「たずねだす」に同じ。「いづくよりかかる子を—・でて」〈宇津保・俊蔭〉
たずね‐い・る【尋ね入る】
[動ラ四]さがしてある場所にはいり込む。「ある山里に—・ること侍りしに」〈徒然・一一〉
たずね‐さた【尋ね沙汰】
取り調べをして処置すること。「一々に召し取って—つかまつるべし」〈平家・二〉
たずね‐だ・す【尋ね出す】
[動サ五(四)]あちこちさがし求めて見つける。「旧友の所在を—・す」
たずね‐と・る【尋ね取る】
[動ラ四] 1 さがし出して手に入れる。見つけて引き取る。「紫の縁(ゆかり)—・り給へりし折」〈源・若菜上〉 2 探求して習得する。「跡のままに—・りたる昔の人は」〈源・若菜下〉
たずね‐びと【尋ね人】
行方がわからなくて捜されている人。