てん‐まつ【顛末】
《「顛(いただき)」から「末(すえ)」までの意》事の最初から最後までの事情。一部始終。「事件の—」
てんりゅうじ‐ぶね【天竜寺船】
興国2=暦応4年(1341)足利直義(あしかがただよし)が天竜寺造営の費用を得るため、夢窓疎石らと元に派遣した貿易船。
とうそう‐ざい【逃走罪】
懲役・禁錮・拘留・勾留されている者や、死刑判決を受けて拘置されている者などが逃走する罪。刑法97条が禁じ、1年以下の懲役に処せられる。単純逃走罪。→加重逃走罪 [補説]勾留状により勾留された者の...
尊(とうと)い寺(てら)は門(もん)から見(み)ゆる
尊いものは、その外観を見ただけでそれとわかる。
とく【徳】
[音]トク(呉)(漢) [学習漢字]4年 1 りっぱな行いや品性。「徳育・徳義・徳行・徳望/悪徳・威徳・学徳・公徳・高徳・人徳・仁徳・道徳・背徳・美徳・不徳」 2 すぐれた人格者。「碩徳(せきと...
とき‐さ・く【解き放く】
[動カ下二]解きほどく。解きはなす。「細絞形(ささらがた)錦の紐を—・けて数多(あまた)は寝ずにただ一夜のみ」〈允恭紀・歌謡〉
とが・める【咎める】
[動マ下一][文]とが・む[マ下二] 1 悪いことをしたと心を痛める。「気が—・める」「良心が—・める」 2 傷やはれものをいじって悪くする。また、悪くなる。「膿(う)んで傷が—・める」 3 過...
時(とき)を待(ま)・つ
1 時機を待つ。好機が来るのを待つ。「—・って旗上げする」 2 死期を待つ。「あさましう沈ませ給ひて、ただ—・つばかりの御有様なり」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
とおり‐いっぺん【通り一遍】
1 通るついでに立ち寄っただけで、深いなじみではないこと。振り。「—の客」 2 うわべだけで誠意のないこと。また、そのさま。「—のあいさつ」
とうば・る【賜る】
[動ラ四]《「たまわる」の音変化》たまわる。いただく。「御返りはかならずあらむ。—・りてまうでこむ」〈宇津保・藤原の君〉