たち‐ごしらえ【太刀拵え】
太刀の柄(つか)・鍔(つば)・鞘(さや)などの装備、およびそれに施された意匠。
たち‐さ・う【立ち塞ふ】
[動ハ下二]立ってさえぎり止める。立ちふさぐ。「波—・へて入れずもあらなむ」〈土佐〉 [補説]古くは四段活用か。
たち‐さか・ゆ【立ち栄ゆ】
[動ヤ下二] 1 草木などが盛んに茂る。「山の峡(かひ)に—・ゆる葉広熊白檮(くまかし)」〈記・下・歌謡〉 2 時を得て栄える。時めく。繁栄する。「—・え給へるこそ、たぐひなきやんごとなさなめれ...
たち‐さき【太刀先】
1 太刀の刃の先。切っ先。「—をかわす」 2 切りかかる勢い。また、口や筆によって攻撃する勢い。「—鋭く政府を攻撃する」
たち‐さばき【太刀捌き】
太刀の使いよう。
たち‐さ・る【立(ち)去る】
[動ラ五(四)]立ってその場所から去る。たちのく。「黙って—・る」
たち‐さわ・ぐ【立(ち)騒ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「たちさわく」》 1 風・波などが立って激しい音をたてる。「波が—・ぐ」 2 ㋐ひどく騒ぐ。騒ぎたてる。「群衆が—・ぐ」 ㋑激しく動く。「胸が—・ぐ」
たち‐さわ・る【立(ち)障る】
[動ラ五(四)] 1 干渉する。関与する。「成るたけ—・らねえ方が穏便だと」〈木下尚江・良人の自白〉 2 さまたげになる。「追払へどもお言葉に甘えて猶々この辺へ—・り」〈滑・八笑人・二〉
たち‐ざけ【立(ち)酒】
1 立ったまま酒を飲むこと。また、その酒。 2 出発に際して飲む酒。旅行や婚礼・葬送など、家から出かけるときに飲む酒。「—のんで誰を野送り」〈浄・油地獄〉
たち‐し・く【立ち頻く】
[動カ四]次から次へと休みなく立つ。しきりに立つ。「英遠(あを)の浦に寄する白波いや増しに—・き寄せ来(く)あゆをいたみかも」〈万・四〇九三〉