たつた‐がわ【竜田川/立田川】
奈良県北西部、生駒山地の東側を南流して大和川に注ぐ川。古くからの紅葉の名所。上流を生駒川という。[歌枕]「—もみぢば流る神なびのみむろの山に時雨(しぐれ)ふるらし」〈古今・秋下〉 《古今集・...
たつた‐たいしゃ【竜田大社】
奈良県生駒郡三郷(さんごう)町にある神社。旧官幣大社。祭神は天御柱命(あめのみはしらのみこと)・国御柱命(くにのみはしらのみこと)。鎮風・五穀豊穣の神として、古来信仰される。竜田本宮。俗に竜田風...
たつた‐ひこ【竜田彦/竜田比古】
延喜式にみえる竜田比古竜田比女神社の祭神の一。風をつかさどる神。「我が行きは七日は過ぎじ—ゆめこの花を風にな散らし」〈万・一七四八〉
たつた‐ひめ【竜田姫/竜田比女/立田姫】
1 延喜式にみえる竜田比古竜田比女神社の祭神の一。 2 奈良の都の西方にある竜田山にいるという、秋をつかさどる女神。五行説で西が秋にあたるところからいう。東の佐保姫に対する。《季 秋》
たつた‐やま【竜田山/立田山】
奈良県北西部、三郷(さんごう)町と大阪府柏原市との間の山地の古名。大和から河内へ行く「竜田越え」の山。
たつつ‐まい【殊儛】
上代の舞の一。侏儒(しゅじゅ)の姿を模し、立ったり座ったりして舞うものという。
立(た)つ鳥(とり)跡(あと)を濁(にご)さず
立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるということ。退きぎわのいさぎよいことのたとえ。飛ぶ鳥跡を濁さず。
たつ‐どう【達道】
《「たっとう」とも》古今東西を通じて一般に行われるべき道徳。君臣・父子・夫婦・兄弟・朋友の五つの道。達徳。
たつ‐どし【辰年】
暦法で、十二支の5番目、辰に当たる年。また、その年に生まれた人。
たつ‐なみ【立つ波/立つ浪】
逆巻く波頭(なみがしら)を図案化した模様。近世、染織などに用いられた。