寸鉄(すんてつ)人(ひと)を殺(ころ)す
《「鶴林玉露」地集一から》短い刃物で人を刺し殺すの意。短く鋭い言葉で人の急所をつくたとえ。寸鉄人を刺す。
スパゲッティ‐プログラム【spaghetti program】
コンピューターのプログラムで、処理の流れや論理構造の把握が困難なもの。不具合が生じやすく、また見つけにくい。スパゲッティの麺が絡み合った様子にたとえた言葉。スパゲッティコード。
墨(すみ)は餓鬼(がき)に磨(す)らせ筆(ふで)は鬼(おに)に持(も)たせよ
墨をするには力を入れず、筆を使って書くには力を込めるのがよいというたとえ。
墨(すみ)と雪(ゆき)
性質が全然反対なもののたとえ。
擂(す)り粉木(こぎ)で腹(はら)を切(き)る
不可能なことのたとえ。連木(れんぎ)で腹を切る。杓子(しゃくし)で腹を切る。擂り粉木で芋を盛る。
ず‐ねん【頭燃/頭然】
頭髪に火がついて燃えはじめること。危急のたとえ。
寸(すん)を詘(ま)げて尺(しゃく)を伸(の)ぶ
《「淮南子(えなんじ)」氾論訓から》1寸縮んで1尺伸びる。小利を捨てて大利を得るたとえ。
す‐の‐き【酢の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生える。葉は互生し、卵形で酸味がある。6月ごろ、白い釣り鐘状の花が、数個ずつ集まってつく。果実は球形で、熟すと黒くなる。酸味があり、梅にたとえて小梅ともいう。
砂(すな)を噛(か)むよう
あじわいやおもしろみが、まったくないたとえ。「—な味気ない食事」 [補説]文化庁が発表した平成30年度「国語に関する世論調査」では、「砂をかむような思いがした」を、本来の意味とされる「無味乾燥で...
すきま‐かぜ【隙間風】
1 壁や障子などのすきまから吹き込む風。《季 冬》「—兄妹に母の文異(ちが)ふ/波郷」 2 人間関係にへだたりができることのたとえ。「夫婦の間に—が吹く」