つきよ‐がらす【月夜烏】
月夜に浮かれて鳴く烏。また、夜遊びに浮かれ出る人のたとえ。うかれがらす。
土仏(つちぼとけ)の水遊(みずあそ)び
《土仏が水に溶けて崩れていくところから》身の破滅を招くようなことをみずからすることのたとえ。土仏の水狂い。土仏の水なぶり。
つち‐おと【槌音】
家を建てる時などに、槌で材木をたたく音。建築工事が盛んに行われているたとえにも用いる。「新都建設の—が響く」
鶴(つる)は千年(せんねん)亀(かめ)は万年(まんねん)
《「淮南子(えなんじ)」説林訓の「鶴の寿は千歳」などから》長寿で、めでたいことのたとえ。
つるべ‐おとし【釣瓶落(と)し】
釣瓶を井戸の中へ落とすときのように、まっすぐにはやく落ちること。特に、秋の日のたちまち暮れてしまうさまをたとえていう。「秋の日は—」《季 秋》「—といへど光芒しづかなり/秋桜子」
ていほう‐れんれん【綈袍恋恋】
《「史記」范睢(はんしょ)伝の、魏の須賈(しゅか)が范睢を哀れんで厚絹の綿入れを与えたという故事から》友情のあついこと、また友情の変わらないことのたとえ。
でいちゅう‐の‐はちす【泥中の蓮】
《「維摩経」から》汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかさを保っていることのたとえ。
てい‐どうし【定動詞】
《finite verb》英文法などで、人称・数・時制・法・相などにより形が決定される動詞の形態。不定詞などに対し、述語になる形をいう。たとえば、不定詞のbeに対して、I am./You are...
でい‐ど【泥土】
水がまじって、どろどろになった土。どろ。どろつち。また、つまらないもの、けがれたもののたとえ。「豪雨で畑地が—と化す」「身を—に委ねようとするのではない」〈鴎外・青年〉
鄭白(ていはく)の衣食(いしょく)に飽(あ)く
《中国で、韓の鄭国と趙の白公の灌漑(かんがい)工事により、人々の生活が豊かになったという故事から》生活に不自由がないたとえ。