た‐の‐も【田の面】
田のおもて。田の表面。「—に水あふれ」〈独歩・武蔵野〉
たのも‐う【頼もう】
[連語]⇒頼む5
たのもし【頼母子/憑子】
「頼母子講」に同じ。
たのもし・い【頼もしい】
[形][文]たのも・し[シク] 1 信頼できる。頼みにできて心強い。「若いがなかなか—・い」「—・い味方」 2 期待できて楽しみである。「将来が—・い」 3 金持ちである。裕福である。「若かりし...
たのもし‐こう【頼母子講】
金銭の融通を目的とする民間互助組織。一定の期日に構成員が掛け金を出し、くじや入札で決めた当選者に一定の金額を給付し、全構成員に行き渡ったとき解散する。鎌倉時代に始まり、江戸時代に流行。頼母子。無尽講。
たのもし‐ずく【頼もし尽く】
ひたすら頼もしく思わせること。互いに信用して頼みにすること。「今時の仲人(なかうど)、—にはあらず」〈浮・永代蔵・一〉
たのもし‐だて【頼もし立て】
頼もしく思わせるように振る舞うこと。「—が身のひしで、だまされさんしたものなれども」〈浄・曽根崎〉
たのもし‐どころ【頼もし所】
頼もしく思う人。頼るところ。「かく京にもまかでねば、—に籠(こ)もりてものし侍るなり」〈源・若紫〉
たのもし‐びと【頼もし人】
頼みに思う人。信頼する人。「この聖を—にて過ぐし給ひ」〈浜松・三〉
たのも‐にんぎょう【頼も人形】
《「頼も」は「田の実(む)」から》中国・四国・九州地方で、8月1日に団子に紙の衣装などを着せかけて作る人形。