頼(たの)む木(こ)の下(もと)に雨(あめ)漏(も)る
《せっかく木陰に雨宿りしたのに、そのかいもなくそこにも雨が漏ってくる、という意から》頼みにしていたのにあてがはずれること。
たのむ‐の‐いわい【田の実の祝(い)】
1 陰暦8月1日、稲の初穂を田の神・氏神などに供える穂掛けの行事。また、贈り物を相互に取り交わした民間行事。田の実の節。 2 《「たのむ」が「頼む」に通じるところから》主君に太刀・馬・唐物などを...
たのむ‐の‐かり【田の面の雁】
田に下りている雁(がん)。和歌などで、多く「頼む」に掛けて用いる。「わが方によると鳴くなるみ吉野の—をいつか忘れむ」〈伊勢・一〇〉
たのむ‐の‐せち【田の実の節】
「田の実(む)の祝い」に同じ。
たのめ【頼め】
《下二段動詞「たの(頼)む」の連用形から》自分を頼りにさせること。期待させること。「行く先の御—、いとこちたし」〈源・夕顔〉
たのめ‐ちぎ・る【頼め契る】
[動ラ四]約束して頼りにさせる。「限りなく深きことを—・り給へれば」〈源・総角〉
た‐の‐も【田の面】
田のおもて。田の表面。「—に水あふれ」〈独歩・武蔵野〉
たのも‐う【頼もう】
[連語]⇒頼む5
たのもし【頼母子/憑子】
「頼母子講」に同じ。
たのもし・い【頼もしい】
[形][文]たのも・し[シク] 1 信頼できる。頼みにできて心強い。「若いがなかなか—・い」「—・い味方」 2 期待できて楽しみである。「将来が—・い」 3 金持ちである。裕福である。「若かりし...