はな‐かくし【鼻隠し】
軒先に出る垂木(たるき)の木口を隠すための横板。
はったい【糗/麨】
大麦をいって焦がし、ひいて粉にしたもの。砂糖を加えたり、湯で練ったりして食べ、また干菓子の材料とする。麦こがし。香煎(こうせん)。はったい粉。《季 夏》「—にわすれてゐたる訛(なまり)かな/楸邨」
バニヤース【Baniyas】
シリア西部の港湾都市。タルトゥースの北約35キロメートル、地中海に面する。フェニキア時代に港が築かれ、交易の要地として栄えた。十字軍の拠点となったマルカブ城がある。バニアス。
羽(はね)を並(なら)・ぶ
1 《中国の、比翼の鳥の伝説から》男女・夫婦がこまやかな愛情で結ばれる。羽を交わす。「木にもおひず羽も並べで何しかも浪路隔てて君を聞くらむ」〈拾遺・雑上〉 2 臣下が協力して主君を助ける。「公(...
はな‐もと【鼻元/鼻許】
1 鼻のつけね。鼻のあたり。 2 手近な所。目前のこと。「少し口の利いたる者が—ばかりに思案あれば」〈甲陽軍鑑・一四〉
はなやちょう‐どおり【花屋町通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。東の富小路通りから東本願寺・西本願寺の北側を通り、西の天神川に至る。全長約4キロ。平安京の左女牛(さめうし)小路にあたる。
はな・ひる【嚔ひる】
[動ハ上一]《上代の上二段動詞「はなふ」の上一段化》くしゃみをする。《季 冬》「やや、—・ひたる時、かくまじなはねば死ぬるなり、と申せば」〈徒然・四七〉
はな‐ざくら【花桜】
1 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は青または紅。 2 桜の花。桜花。「うつせみの世にも似たるか—咲くと見し間にかつ散りにけり」〈古今・春下〉
バナジウムぞく‐げんそ【バナジウム族元素】
周期表第5族に含まれるバナジウム、ニオブ、タンタルの三元素の総称。硬く強靭で耐食性がある金属であり、超硬材料に利用される。酸化物は酸性を示すため、土酸金属(土酸類)ともいう。土酸族元素。第5族元素。
はな・す【話す/咄す】
[動サ五(四)] 1 言葉で相手に伝える。告げる。語る。「事件を人に—・す」「電話で—・す」 2 相談する。話し合う。「父に—・してから返事する」 3 外国語を使う。「ドイツ語を—・す」 4 交...