だい‐じざい【大自在】
1 仏語。思いのままに自利他利の行を行えること。また、その人。 2 少しの束縛も障害も受けないで、思いのままであること。自由奔放であること。「大胆は道義を蹂躪(じゅうりん)して—に跳梁(ちょ...
だいじざい‐てん【大自在天】
《(梵)Maheśvaraの訳。音写は摩醯首羅(まけいしゅら)》もとヒンズー教のシバ神の異称。仏教に入り仏法守護神となる。像は一般に三目八臂(はっぴ)で、三叉戟(さんさげき)を手にし、白牛に乗る...
だい‐じしん【大地震】
揺れが激しく、被害の大きい地震。地震学ではマグニチュード7以上の規模の地震をいい、マグニチュード8以上のものは特に巨大地震ということもある。おおじしん。→マグニチュード [補説]「だいじしん」「...
だいじ‐じ【大慈寺】
熊本市にある曹洞宗の寺。山号は大梁山。弘安元年(1278)寒巌義尹(かんがんぎいん)の開山。戦国時代、一時衰退したが、加藤清正による寺領寄進を機に復興。江戸時代は、九州地方の曹洞宗僧録所。大慈寺...
だいじ‐だいひ【大慈大悲】
仏語。一切衆生の苦を取り除き、楽を与える広大無辺な慈悲。特に、観世音菩薩(ぼさつ)の広大な慈悲。また、観世音菩薩。
だいじっきょう【大集経】
「大方等(だいほうどう)大集経」の略。だいしゅうきょう。
だいじ‐な・い【大事ない】
[形][文]だいじな・し[ク]《「ない」は意味を強める接尾語。近世語》きわめて大切である。「これは近頃—・いものと言ひ出してより」〈浮・曲三味線・二〉
だいじ‐な・い【大事無い】
[形][文]だいじな・し[ク]あまり心配することはない。さしつかえない。たいしたことはない。「さあ、どんな事するのや知らんが、まずうても—・い」〈鏡花・歌行灯〉
大事(だいじ)に懸(か)・ける
大切にする。丁重に扱う。「八円を—・けて、世の中に巡査ほどのものはないと済ましているのが」〈鏡花・夜行巡査〉
大事(だいじ)の中(なか)に小事(しょうじ)なし
大事の場合には、小事を顧みる余裕がない。