らく‐らく【落落】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 度量が大きくてこだわらないさま。「幸に胆勇—たるアゼシラウス王の在る有て」〈竜渓・経国美談〉 2 物が落ちたり倒れたりしているさま。「無数の岩が—として其処(...
も‐こそ
[連語]《係助詞「も」+係助詞「こそ」》 1 「も」を強調する意を表す。…だって。…でさえ。…でも。「げにあさましう、月日—あれ」〈源・澪標〉 2 好ましくない結果を予想して、気がかりに思う気持...
以(もっ)て瞑(めい)す◦べし
ここまでできれば、もう死んでもよい。転じて、それで満足すべきである。「全力を尽くしたのだから—◦べきであろう」
ものから
[接助]《形式名詞「もの」+格助詞「から」から》活用語の連体形に付く。 1 逆接の確定条件を表す。…けれども。…のに。…ものの。「月は有明にて光をさまれる—、影さやかに見えて、なかなかをかしきあ...
も‐ぞ
[連語]《係助詞「も」+係助詞「ぞ」》 1 「も」を強調する意を表す。…だって。…でさえ。「岩根さくみてなづみ来(こ)し良けく—なき」〈万・二一三〉 2 好ましくない結果を予想し、気がかりに思う...
ものゆえ
[接助]《形式名詞「もの」+形式名詞「ゆえ」から》活用語の連体形に付く。 1 理由・原因を表す。…だから。…ので。「どうしても行かれぬ—、よろしく伝えていただきたい」「悔しきことやうやうまさりゆ...
もので
[接助]《形式名詞「もの」+格助詞「で」から》活用語の連体形に付く。原因・理由を表す。…ものだから。…ので。「時間がない—、失礼する」「途中、事故があった—、遅れてしまった」 [補説]「で」は断...
ものを
[接助]《「ものを」から》活用語の連体形に付く。 1 愚痴・恨み・不平・不満・反駁(はんばく)などの気持ちを込めて、逆接の確定条件を表す。…のに。…けれども。「これほど頼んでいる—、なぜ引き...
より‐て【因りて/依りて/仍りて】
[接]それだから。したがって。よって。「田崎来(きた)り見舞いぬ。武男は—母の近況を知り」〈蘆花・不如帰〉
よく‐よく【善く善く/能く能く】
《「よく」を重ねて強調した語》 [形動][文][ナリ] 1 他に適当な方法がなく、やむを得ずそうするさま。よほど。よくせき。「—な理由があるらしい」「あの男が頭を下げるのだから、—のことだ」 ...