みぎわ‐まさり【汀優り】
きわだってすぐれていること。水ぎわ立つこと。「—の力なり」〈曽我・一〉
もう‐げん【妄言】
1 根拠もなくみだりに言う言葉。でまかせの言葉。ぼうげん。「—を吐く」 2 自分の述べた言葉をへりくだっていう語。ぼうげん。「—多謝」
めん‐ぱい【面拝】
人に面会することをへりくだっていう語。お目にかかること。拝顔。拝眉(はいび)。
もう‐ひょう【妄評】
[名](スル) 1 根拠のないでたらめな批評をすること。また、その批評。ぼうひょう。「其舌動き易き痴人の—と」〈露伴・露団々〉 2 他人の作品を批評することをへりくだっていう語。ぼうひょう。「—多謝」
むねむね・し【宗宗し】
[形シク] 1 主となるべき力量がある。おもだっている。「家司(けいし)なども—・しき人もなかりければ」〈源・橋姫〉 2 しっかりしている。りっぱである。「あやしくうちよろぼひて、—・しからぬ軒...
め‐だ・つ【目立つ】
[動タ五(四)]とりわけ人目をひく。きわだって見える。「—・って上達する」「—・たない存在」「—・つ色」
むね‐と【宗と】
[名](多く「宗徒」と当てて書く)集団の中のおもだった者。「—の若き内侍十余人」〈平家・二〉
[副]《主たるものとしての意から》 1 おもに。主として。「家の作りやうは夏を—すべし」〈徒然・...
もく‐れん【木蓮/木蘭】
モクレン科の落葉低木または亜高木。よく分枝し、葉は広倒卵形。3、4月ごろ、葉に先だって紫色の6弁花を上向きに開く。実は集合果で、熟すと裂けて赤い種子をつり下げる。中国の原産。古くから庭木とされる...
みず‐し【水仕】
台所で水仕事をすること。また、それをする下女。水仕女(みずしめ)。「これが当れば、お前にだって—はさしちゃ置かん」〈秋声・足迹〉
みち‐てんごう【道てんがう】
道の途中でのいたずら。みちくさ。「道すがら千代様に行き合うて連れだってくる—」〈浄・手習鑑〉