だれ
1 だれること。「生活の—」 2 相場に活気がなくなり、やや安くなること。
だれ【誰】
[代]《古くは「たれ」》不定称の人代名詞。 1 名を知らない人、または、その人とはっきりわからない人をさす。「あの人は—だ」「—に渡せばよいのか」 2 (「だれか」の形で)自分以外の不特定の人を...
だれ‐ひとり【誰一人】
[連語]《古くは「たれひとり」とも》だれも。一人も。下に打消しの語を伴って用いる。「当時を知る人は—いない」「—として信じない」
だれ‐か【誰か】
[連語]《「か」は副助詞》どの人であるかはっきりしない、不特定の人を示す語。「—が戸をたたいた」「—私の帽子を知らないか」
だれかがさわった【誰かが触った】
宮原昭夫の中編小説。ハンセン病療養所内の中学校に赴任した女性教師が病気に対する偏見や差別に苦悩する姿を描く。昭和47年(1972)発表。同年、第67回芥川賞受賞。
だれか‐さん【誰かさん】
具体的な名をあげないで人をさす語。多く、特定の人を遠回しにさす場合に用いる。「—は今日も遅刻かな」
だれかににたひと【だれかに似た人】
阿刀田高の短編小説集。昭和59年(1984)刊。男女の関係をテーマにしたミステリー。
だれ‐かれ【誰彼】
[代]《古くは「たれかれ」》不定称の人代名詞。特定しない複数の人をいう語。あの人、この人。「—の容赦はない」
だれかれ‐なし‐に【誰彼無しに】
[連語]だれかれの区別なく。だれにでも。「—声をかける」
だれがほんをころすのか【だれが「本」を殺すのか】
佐野真一によるノンフィクション。出版不況を主題とする。平成11年(1999)から平成12年(2000)にかけて「プレジデント」誌に連載した記事を、平成13年(2001)に書籍化したもの。