えんま‐むし【閻魔虫】
甲虫目エンマムシ科の昆虫の総称。体長1センチくらい。体は扁平な卵形、黒色で光沢があり、脚は太く短い。触角の中央が赤褐色。堆肥(たいひ)や動物の死体に集まり、蛆(うじ)を食べる。
おいらん‐そう【花魁草】
1 クサキョウチクトウの別名。《季 夏》「揚羽蝶—にぶらさがる/素十」 2 ゴゼンタチバナの別名。
おう‐ちゅう【烏秋】
スズメ目オウチュウ科の鳥。全長28センチくらい。全身黒色で、尾が長く、先が二またに分かれて上方に反る。南アジアに分布し、日本では迷鳥。オウチュウ科には22種が含まれ、南アジア・アフリカの森林に分布。
おお‐かもめづる【大鴎蔓】
キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。山地に生え、細い茎で他に絡みつく。葉は細長い三角形。夏、葉のわきに淡い暗紫色の小花を数個ずつつける。
おおかわ【大川】
福岡県南西部の市。筑後(ちくご)川下流の南岸にある。家具・指物工業が盛ん。人口3.2万(2024)。
おお‐じゅりん【大寿林】
ホオジロ科の鳥。全長16センチくらい。背面が褐色のまだらで、頭部は赤褐色。夏羽の雄は黒色。ユーラシアの温帯以北に広く分布。日本では夏季に北海道で繁殖し、冬季は本州以南に移動。
おお‐すかしば【大透翅蛾】
スズメガ科のガ。翅(はね)の開張6センチくらい、体は黄緑色。翅は羽化直後に鱗粉(りんぷん)を落としてしまい、透明。昼間に活動し、花に集まる。幼虫はクチナシの葉を食べる。
おお‐せっか【大雪加】
スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。全長13センチくらい。背中は褐色で黒い縦縞(たてじま)があり、腹は白い。本州北部の湿地に分布するが、数が非常に少ない。
おおの【大野】
姓氏の一。 [補説]「大野」姓の人物大野一雄(おおのかずお)大野洒竹(おおのしゃちく)大野晋(おおのすすむ)大野東人(おおののあずまひと)大野治長(おおのはるなが)大野豊(おおのゆたか)大野林火...
おおの‐がい【大野貝】
エゾオオノガイ科の二枚貝。内海の砂泥中にすむ。貝殻は長卵形で白く、殻長8センチくらい。太く長い水管をもち、黒褐色の皮が覆う。本州中部以南に分布。水管は食用。おおむらがい。