ちはつせい‐のうけっかんれんしゅく【遅発性脳血管攣縮】
蜘蛛膜下出血の発症後、数日から2週間ほど経過してから、脳の血管が異常に細くなること。 [補説]症状が現れないこともあり、脳梗塞などの症状が出るものを症候性脳血管攣縮(脳血管攣縮)という。
ちはつ‐ちゅうせいし【遅発中性子】
核分裂の後に約0.3秒から80秒遅れて放出される中性子。核分裂直後に即発中性子が放出されたあと、不安定な状態にある核分裂生成物から、β崩壊により放出される。核分裂で放出される中性子のうち、99パ...
ち‐わ・う【幸ふ/護ふ】
[動ハ四]《「ち」は霊力の意》神が霊力を発揮して守ってくださる。「男神(ひこかみ)も許し給ひ女神(ひめかみ)も—・ひ給ひて」〈万・一七五三〉
血(ち)は水(みず)よりも濃(こ)い
血筋を引いた間柄は、他人に対するより親密であることのたとえ。
ちはや【襅/千早】
1 巫女(みこ)や台所仕事をする女性のかけた、たすき。 2 巫女や先払いの神人などが着る服。白布に花鳥草木を青摺(あおず)りにした袖無し。
ちはや‐じょう【千早城】
大阪府南河内郡千早赤阪村の金剛山中腹にあった城。元弘2年(1332)楠木正成(くすのきまさしげ)が築城。正成が立てこもり、鎌倉幕府の大軍を一手に受けて抗戦した。金剛山城。
ちはや‐ひと【千早人】
[枕]《「ちはやびと」とも》地名「宇治(うぢ)」にかかる。→千早振る「—宇治川波を清みかも」〈万・一一三九〉
ちはやふる【千早振る】
落語。百人一首にある歌「千早振る神世(かみよ)も聞かず竜田川(たつたがわ)から紅(くれない)に水くくるとは」の意味を問われた隠居が、知らないとは言えず、でまかせの解釈を語り出す。
ちはや‐ぶる【千早振る】
[枕]《動詞「ちはやぶ」の連体形から》勢いが激しい意で、「神」、また、地名「宇治(うぢ)」にかかる。「—神世も聞かず竜田川から紅に水くくるとは」〈古今・秋下〉 「—宇治の渡り滝屋(たきつや)の」...
ちはや・ぶ【千早ぶ】
[動バ上二]勢い激しくふるまう。強暴である。「—・ぶる人を和(やは)せと」〈万・一九九〉